購入か賃貸か?賃貸派の私が家を購入することにした話3

もともと賃貸派の私が、子どもの成長をきっかけに家を購入した。

その過程を書き綴っていくシリーズです。

今回は購入を決めた物件に出会うまでの隣地境界未確定物件の話なんかを

ご紹介したいと思います。

 

ちなみに、こちらの記事の続きになりますので

まだ読んでいない方は、ぜひこちらから読んで頂けると嬉しいです!

 

第1話

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第2話

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・賃貸か持ち家かで迷っている人
・家、特に建売住宅購入を考えている人

家探しはまずエリアを絞った方が楽

賃貸派の私が家購入に向けて色々見始めてから2か月、

紆余曲折あって結局自分にとって譲れない大きなポイントが

長年住んでいたエリアから離れたくない、ということでした。

 

周辺のエリアも含めて広く家探しをしていた時は、

ある程度広いエリアを対象に値段、駅までの時間、間取りでフィルターして

良い家が見付かったら、その地域の学校や、将来性等を調べたりしてかなり大変でした。

特に、毎回ハザードマップをチェックするのも大変で、

土地勘のないところで周辺環境をチェックするのも子連れだとつらく、

かなり疲弊していました。

しかし、エリアが決まると検討項目が一気に減って、

効率的に家探しが出来るようになりました。

 

家探しをするうちに、途中から家を買うことが第一優先になってしまい、

あれもこれもとエリアを広げてしまったのがいけなかった。。

今から家を探す方は、まずエリアを絞るのは重要です!

個人的には2つの市や区を超えるとしんどいと思います。

 

隣地境界が未確定の家

さて、エリアが定まったのは良いのですが

周辺と比べると比較的土地価格が高いエリアだったため、

予算内で買える家は中古、しかもその中でも安い部類のものでした。

 

あまり選択肢が無い状況だったので、

毎日何度もスーモやアットホームのサイトをチェックして、

新着物件が来るとすぐに詳細確認する毎日に突入です。

いくつかの不動産屋に相談していたので、

そこからも新着ありました、と連絡をもらってはいたのですが

自分たちのチェック頻度が高すぎて、

「あ、それ2日前にもう見ました」みたいなものばかりでした(笑)

 

そんなある日、築35年を超えているけど、

エリアも価格も希望通りの物件が出てきました。

 

発見後すぐに不動産屋に連絡して、中を見せてもらったのですが

かなり年季が入っていて、水回り、クロスは最低でもリフォームが必要。

でも基礎や雨漏りも問題なさそうで、前向きに検討することにしました。

 

しかし、話を進めていく中で、境界が確定していないことが分かりました。

この物件、角地にあって2方向にお隣の家、道路があるという物件で

4か所の境界があるのですが、そのいずれも確定していないとのこと。

 

やってあるのは現況測量だけでした。

現況測量とは、家を建てるときなどに土地の面積が登記簿と合っているか等を

確認するために行う測量で境界は確定しているわけではありません。

 

土地の境界を確認するためには、確定測量を測量士にやってもらう必要があります。

確定測量は、測量士、確定させる境界を挟んだ隣地住人、自分の立ち合いのもと

実施する必要があります。

ここで、もし隣地住人の協力が得られないとことが進みません。

 

また、道路境界は今回の場合、道路が公道で市が管理していたため、

こちらは市役所の立ち合いも必要です。

さらに、費用も十万円単位でかかる上、時間も何か月もかかります。

分かる通り、境界画定はかなりハードなんです。。。

 

しかし、境界が確定していない物件を購入した場合、

実は購入時に提示されている面積よりも狭い土地だったとか、

ご近所との境界トラブルが発生する可能性があります。

また、家の建て直しには境界が確定している必要があるのですが、

隣地の協力が得られずにずっと境界が確定できなくて

建て直しが出来ないという可能性も。

 

このように、境界未確定の場合は色々と問題が生じる可能性があるので、

不動産取引の時は原則として境界は確定している物件を購入すべきです。

 

物件自体は気に入っていたので、何とか境界確定してもらうために

不動産屋と相談して売主と色々交渉したのですが、結局

・費用負担したくない

・結果が出るまで販売活動が出来ないのが嫌だ

ということで、契約前に確定測量はしてもらえませんでした。

 

それ以外はおおむね希望通りの物件で、かなり悩んだのですが

やはり隣地とのトラブルが泥沼化するリスクは取るべきではないと判断し

この物件は諦めました。

 

行政でやっている無料法律相談等を活用するのも手

この件について検討しているとき、私は何度か市役所がやっている

不動産取引相談、法律相談を活用して専門家の意見をもらいました。

 

ネットで色々と情報が取れる時代ではありますが、一つとして同じ事例はありません。

やはりその道のプロから、状況を把握してもらったうえでアドバイスをもらうのは

リスク回避を考えるうえで重要だと思います。

 

私は住んでいる市がこのようなサービスをやっていましたが、

各地域で似たサービスがあるはずです。一度調べてみることをおススメします。

 

 

全く候補に入れていなかった新築建売

その後も色々と物件は見てみるものの、条件に合うものはなく

気が付けば3か月が経過していました。

そんなある日、もはや日課である不動産サイトをチェックしていると

駅から若干遠いものの、立地はほぼ100点の新築戸建てが

値下げされているのを見つけました。

値下げされているとはいえ、考えていた中古物件からは1000万円高い

かなり当初よりも予算オーバーな物件です。

 

ただ、もともとかなり予算を抑え目に設定していたこともあり、

最悪これでもなんとかなるゾーンではあったため、

一応見に行くことにしました。

 

それが今住んでいるローコスト住宅でおなじみの

アーネストワンの物件でした。

エネカリ付きの物件で、正直無い方が良いとは思ったものの、

その他の条件が全て満足か妥協できるレベルだったこともあり、

もうこれ以上希望に近い物件は無いのでは、と思い

内見した翌日には購入の申し込みを入れ、

そこから1ヵ月くらいで無事に引渡しとなりました。

 

振り返ってみて

結局思っていた以上にお金がかかってしまったけれど

希望エリアに、子どもは幼稚園の友達と同じ小学校に通えて、

周辺環境も良く、通勤にも困らない、ハザードエリア外という

希望していた条件に当てはまった土地を買うことが出来ました。

 

家探しは本当にエネルギーを消費します。

途中、もう何が正解か分からなくなって、悩んで眠れない日もありました。

でも、やはり高価な買い物で、人生に大きな影響を与えることなので

納得いくまで粘り続けて良かったと思います。

 

今から家探しをされる方、今探している方は大変だと思いますが、

笑顔で住める家がきっと見つかると思いますので、頑張ってください!

 

ちなみに、疲れたときには不動産系のマンガがおススメです!

息抜きしつつ、不動産に関する知識も補充できるので私も色々読んでいました!

特に好きなのが、正直不動産!

大谷 アキラ、[原案]夏原 武、[脚本]水野 光博

ひょんなことから嘘がつけなくなった不動産営業マンの話なのですが、

家を買うにあたって気を付けなければならないことが

テーマとして扱われているので、とても勉強になります!

 

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました。

私が家を買うにあたって体験してきたことを綴った本シリーズも

あと一回で終了予定です!

最後は「賃貸か持ち家か」という論争について、

賃貸派から持ち家派になってしまった私の考えについて書いてみようと思います。

 

家を購入することを少しでも前向きに考えている方とは、

きっと共感しあえると思いますので、ぜひそちらも読んでみて下さいね!

この記事が何かのご参考になれば幸いです。

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