電気代高騰で太陽光発電効果が大きくなってきた!

我が家では太陽光発電システムを設置しています。去年の秋ごろに導入したのですが、最近の電気代高騰で一気に効果が出てきました。これを見ると、家庭用太陽光発電システムの価値は自家消費にあると感じます。

今回の記事では、太陽光発電システムでどのくらいの効果が得られるのか、我が家の実績を踏まえつつご紹介していきます!

 

我が家の太陽光発電システム概要

まず、我が家は建売住宅になるのですが、住宅購入時にすでに太陽光パネルが設置されていました。太陽光発電システムが欲しかったわけではなく、欲しい家にエネカリという東京電力グループの太陽光発電システムが住宅とセットになっていたのです。。

 

エネカリは初期費用0円、月額使用料を払うタイプのリースサービス。内容は若干かぶりますが、詳細はこちらの記事で書いているので興味がある方は読んでみて下さい!

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ということで、パネルやその他設備は自分で選んだものではありませんが、パネルはSHARPのNU-259AMという製品になります。最高級品という訳ではないと思いますが、発電効率の向上や電力損失低減に関する技術が搭載されていたり、夏場の発電量低下を抑止する技術も搭載されているようです。

パワコン、電力モニターもSHARP製となっております。

蓄電池はありません!

 

パネルの容量は5.18kW。一般家庭で取り付けるパネルとして容量が多いのか少ないのか分かりませんが家の広さ的には都市部の平均的な感じなので、日本全国でみたら少な目かもしれませんね。

 

発電効果

我が家の場合はリースになるので毎月のリース代金8,415円がランニングコストとしてかかってきます。なので、「売電収入 + 自家消費 ー リース代金」がプラスになっていればメリットが出ているというわけです。

ちなみに売電価格は17円/kW。

 

こちらが2022年12月から現在までの運用結果です。

使い始めたのが冬場だったのですが、この時期は売電収入がエネカリ代金を下回っていて、そこまで自家消費もしていなかったことから赤字でした。ちょうど冬の12月から2月がマイナス収支。

 

しかし、3月以降は発電量が増えてきて月次プラスに。6月は雨が多くリース代金を売電収入が下回りましたが、4月以降は基本的にはリース代金以上の売電収入が得られています。そして7月は過去最大のメリットが得られています。ここから予測すると、通年ではプラスで回せそうな感じですね。

 

自家消費のメリットが大きい

さて、太陽光発電システムについて調べると、昔と比べて買取価格(FIT価格)が下がってきたのでメリットが無くなったからやめた方が良い!という意見をチラホラ見かけます。

 

しかし、FIT制度はそもそも太陽光発電システムを導入する際のコスト負担を下げるためのもので、昔よりも今の方がパネル価格が下がっていることから、買取価格が下がるのは当然、ここで損得を語るのはナンセンスです。

 

我が家は月の電気使用量は多くて240kWくらいなので、一般家庭と比較して少ない方だと思います。それでも、余った電気を全て売ってもリース代金をまかなうくらいの収入。ここでお金を儲けることは難しいですよね。でも、制度趣旨を踏まえると納得です。

 

個人的には今の光熱費高騰の世の中、自家消費にこそ太陽光発電のうまみがあると考えています。実際、この7月に大きくメリットが出たのは電気料金が値上げされたからです。日本全国、30%くらいの値上げがありましたよね。。。

 

自家消費分は「電気料金ーFIT価格」分の節約効果を生みますので、電気料金30円だと30-17で13円/kWの効果ですが、電気料金40円だと40-17で23円/kWの効果になります。電気の消費量次第では電気代がかなり変わってきます。消費量が多い家庭では1万円単位で差が生じてきます。

 

今後、電気代が高止まりしたり、さらに上がっていくと家計への影響は増すばかりです。しかし、太陽光発電システムがあれば、ダメージを減らせます。

 

契約前に出してもらったシミュレーション

エネカリに限らず、太陽光発電システムの導入にあたっては、その場所の過去の日照時間を使ったシミュレーションでどのくらいのメリットが得られるか見せてくれると思います。

 

うちの場合は、パネル容量5.18kW、自家消費44%として、年間約12万円、月あたり9,900円くらいのメリットという事でした。エネカリ代を差し引くと年2万円くらいのプラスとなるイメージ。実績と比較するとシミュレーションの方がメリットが大きく出ています。

これは、営業担当が盛ったということではなく、我が家はあまり電気を使わないライフスタイルだという事が大いに関係してそうです。

 

年間メリット12万円の内訳として、売電メリットは年2,917kWの売電で5万円程度とのことだったのですが、8か月経ったところですでに売電量は3,326kW、売電収支56,500円くらいになっております。もうすでに超えてますし、これから夏・秋なので大きく更新できそう。

 

一方、自家消費のメリットは年2,292kWの自家消費で62,000円くらいのとのことですが、現時点で消費623kW、17,300円くらいの削減です。シミュレーションと比べると全然取れていませんね。

 

シミュレーションが良く見せるために自家消費多め設定、という可能性も無きにしも非ずですが、蓄電池を導入しないのであれば、なるべく昼間に洗濯機を回したり、食洗機を使うなどして、自家消費&夜間電気消費を削減するのが効果を最大化するには重要ですね。

 

現時点ではシミュレーション時よりも電気料金が上がってきていて、自家消費すればさらにメリットが得られる状況なので、工夫することで年間2万円以上のメリットは出していけそう。上手く活用していきたいところです!

 

まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

今回の記事では電気料金値上げの影響で、太陽光発電システムの効果が大きくなってきたことを、これまでの実績を踏まえつつご紹介しました。

ご参考になれば幸いです!