24時間換気のための給気口、建築基準法で定められているため最近の住宅は絶対ついていると思います。ただ、多くの場合、ここは外と直通になっていて、音がダイレクトに伝わってくるため、車の走行音とか、セミの鳴き声とか、近所の子どもの声等、音が気になることも。
そんな給気口に簡単に手を加えるだけで、騒音を軽減できる方法があったので今回の記事でご紹介していこうと思います!
24時間換気の給気口の防音手段
結論からお伝えすると、こちらの防音スポンジを換気口内に装着するだけです!
穴から外気を取り入れる機能は残しつつ、スポンジが外部の音を吸収し、軽減してくれるというものです。
給気口の仕様によっては、ふたを外して中に設置して戻すだけで済むこともあれば、壁にねじ止めされているカバーをドライバーで取り外してからでないと設置出来ないものもあります。
我が家、アーネストワンの家は残念ながら後者、ドライバーでねじ止めを一度外す必要があるタイプでした。
ただ、作業自体はかなりシンプルかつ簡単なので、ちょっと面倒くさいくらいです。DIY・・・と言うほどでもないくらい。
ちなみにこちら、1個数百円とお手頃価格なので、他の給気口周りの防音グッズよりも気楽に試せます。
防音スポンジの設置方法
では、具体的に作業内容を紹介します!
ちなみに、アーネストワンの家だからなのか、ローコスト建売全体的にそうなのか、はたまた戸建てはどこもこんな感じなのか分かりませんが、壁に給気口を付ける際に雑に穴があけられていたので、そのリカバリーも合わせて行いました。。。
まずは給気口のふたを開けます。
給気口は部屋の壁についているこんな感じの箱みたいなやつですね。
ふたを取り外すと、我が家の場合はこんな感じで開閉できるように、ギミックが付いています。
これが壁にネジ止めされているので、外さないと内部にスポンジを仕込むことが出来ません。
外してみるとこんな感じ。
我が家のものは内径は9.5cmでした。事前に測定しておき、スポンジは直径10cmのものを購入していました。
スポンジは潰せるので少し大きめのものでも大丈夫。逆に、中で膨らんで密着してくれるので、むしろ少し大きめが良い。
こんな感じで設置したら、ふたをもとに戻して完成です!
電動ドライバーがあれば、5分もあれば出来てしまうくらいの作業です。
こうして家中の給気口を防音加工したのですが、いくつかの給気口はこんな感じでした・・・。
給気口よりも石膏ボードが大きくくり抜かれていて、断熱材や中の木材が見えています。給気口だけでなく、壁の中からも空気入って来そう。。
いや、給気口の脇なんで、別にここから空気が入ったとしても結果何も変わらない気もしますけど、このまま放置しておくと、この穴から湿気が入って壁内結露したり思想ですし、木材に染み込んでいる防蟻処理剤とかが入って来たりするかも。。と思い、ここは処置しておくことにしました。
やったことはシンプルに、気密テープで穴をふさぐだけ!
こんな感じ。
これで十分機能してくれると思います。
しかし、戸建てに引っ越してきてから、電動ドライバー、気密テープは必須アイテムになってしまった。
気密テープは高気密住宅ならまず必要ないものですよね。買った家がローコスト住宅でなければ出会うことは無かったかもしれん。
防音効果はどのくらい?
では、この給気口の防音スポンジでどのくらい効果があるのでしょうか?
我が家は4車線道路が数十メートル先にあり、トラックや救急車が通ると音が聞こえてきます。
その音が全く気にならないくらいになれば良いな、と思って今回の対策をしてみましたが、さすがに音が全く聞こえなくなることはありませんでした。
ただ、音量は確かに小さくなったので、数百円というコストを考えると、やって損はないと思います。
少なくとも、風の音や雨の音など、小さな音であればほとんど気になりません。
また、家の中からの音を外に伝えにくくもなるので、子どもの声や音楽など、気になる人は自分の家からの騒音対策の意味でも、対応すると良いかと思います!
(我が家のように建売住宅だとご近所との距離も近いですからね・・・)