内窓インプラスでローコスト建売(アーネストワン)の断熱性向上!

  • 2023年10月16日
  • 2024年1月23日
  • 家購入

窓リノベ等の補助金で内窓(二重窓)が大人気ですね! 去年DIYでポリカを使って内窓を作成した結果、めちゃくちゃ効果があったので、我が家では思い切ってLIXILのインプラスを主要な窓に設置しました!

今回の記事では、もともとの窓性能、DIYポリカ内窓の効果と物足りなかった点、LIXILの内窓発注から工事までに対応したこと、補助金申請の流れなんかをご紹介いたします。窓リノベは2024年も予算確保されることが発表されましたので、今後内窓を入れるか検討している方のご参考になれば幸いです!

 

我が家のもとの窓性能

まず内窓設置前の我が家の窓性能ですが、さすがにローコストメーカーの家だけあって決して良いとは言えるものではありません。Low-eペアガラス(3mm×2枚)のアルミサッシ窓です。

 

ちょっと詳しい方なら「この時代にアルミサッシ?」と思われるかもしれません。今時の新築なら、熱を通しにくいアルミ樹脂複合サッシが標準になりつつあり、高断熱の家なら樹脂サッシ&トリプルガラスの窓が使われている昨今ですが、2022年築のアーネストワンの我が家はアルミサッシ窓だったのです!

 

そのため、夏は日差しで温められたサッシの熱が部屋に伝わるし、冬はキンキンに冷えたサッシが部屋の熱を奪います。さらに結露もするので、朝方はビショビショです。

 

少なくともひと昔前のシングルガラス窓よりはマシですが、正直冬は寒いし、夏は暑い!

 

私が戸建てに引っ越す前に住んでいたマンションの窓は真空ガラスで超高性能だったので落差が激しすぎる!性能を上げたい、というのが本音。

 

DIYポリカ内窓で断熱効果は確認

メーカーの宣伝には内窓を付けることで得られる効果として、①断熱(冬暖かく、夏涼しい)、②防音、③防犯、④結露防止、あたりがアピールされています。はたして、実際にどうなのでしょうか?

 

まず、昨年設置してみたDIYポリカ内窓ですが、断熱性能は"かなり"ありました。実際に温度を測ってはいないので数字はありませんが、内窓を付けた部屋と付けていない部屋を比べると、入った瞬間に暖かさが全然違いました。

 

外気温がー4℃くらいの時はさすがに暖房を使いましたが、それ以外はエアコンなし、寝るときは電気毛布で過ごすことが出来るくらいの暖かさはキープ出来ていました。

 

効果は住んでいる地域や、日当たり等も影響すると思いますので、誰もが同じようにエアコンなしで冬を乗り切れる、という訳ではありませんが、間違いなく断熱効果アリです!

内窓をまずは試してみたい・お金をそこまでかけたくない、という方にはDIY内窓、とてもおススメできます!

 

ただし、メチャクチャ断熱性が高いという訳ではなく、特に窓際や窓の下あたりは隙間から冷たい空気が流れていました。また、気密性についてはほぼ無いので、結露についてもあまり防げず、毎朝サッシは濡れていましたし、防音性能も体感的には無いに等しい感じでした。防犯性能はもちろんありません。

 

私はDIY内窓で効果を実感したうえで、

・断熱性能が物足りない

・気密性を上げたい

・子どもの声が近所迷惑

・結露を軽減したい

・助成金がもらえる

ということで、我が家では高性能な内窓設置に踏み切りました!

 

高性能内窓(インプラス)の性能

我が家ではLIXILのアルゴンガス入りの断熱引き違い窓(ガラスは3mm×2枚のペアガラス)を主要な窓に取り付けました。寝室やリビングの掃き出し窓など、大きな窓は全て2重になったので、家全体でみても熱が出ていく量が大きく減ったのではないでしょうか。

ここからは、今のところ感じている効果についてご紹介します。

 

まず、断熱効果。この記事を書いているのは1月で毎日結構な寒さですが、内窓を開けると外窓との間の空気が昼間は部屋よりも暑く、夜は冷たい状態です。特に夜は、内窓を開けると外窓との間の空間から冷っとした空気が流れ込んでくるので、効果を体感できます。

 

ある日、外気温が-1℃の時にエアコンなしで外窓と内窓の間、内窓の前、の2か所に温度計を置いて温度を測ってみると、外窓と内窓の間が4.5℃(外気温+5.5℃)、内窓の前で9.5℃(外気温+10.5℃)という感じでした。また、窓際から離れて部屋の真ん中らへんだと、13℃くらいだったので、確かにに内窓の効果があることが分かります!

 

こちらが内窓と外窓の間。寒っ!!!

そして内窓の前。それでも寒いけど、外気温-1℃ですからね。全然違う!

しかし・・・外窓の性能低すぎません?

これがローコスト建売の現実…。断熱等級4だとこんなもんなんですよね。

 

続いて防音効果。気密性が上がったことで音が通りにくくなり、外窓・内窓の間の空間が遮音効果をアップ、さらに内窓自体が遮音する効果により、防音性能が上がるようです。

LIXILの公式によると、交通量が多い道路レベルの騒音80㏈が、外窓のみで55㏈、内窓を入れると40㏈まで下がるとのこと。40㏈は図書館くらいの静かさです。

 

私も実際に部屋の中でスマホで音楽を鳴らし、窓全開、外窓のみ、内窓と外窓、というパターンで試してみましたが、体感できるくらいには違いが出ています。防音に特化した内窓を設置した訳ではありませんが、子どもの声が漏れるのも軽減されて満足です。

 

弊害として、窓からの音が気にならなくなった分、24時間換気の給気口からの音が非常に気になるようになってしまい、そこの防音対策もしました。

簡単な対策で、そこそこ効果が出る方法があるので、こちらの記事もぜひ読んでみて下さい!

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最後に防犯効果ですが、こちらは十分効果があると思います。外から見ても内窓が設置されていることは一目で分かるので、窓から侵入しようとした人に対して、突破するのに余分な時間を取られることが伝わります。

侵入までにかかる時間が長くなる対策をすることは防犯において効果のあるやり方の一つ。そういった意味で、十分期待できそうです。

なお、内窓はクレセント錠だけなので、追加の補助鍵をつけるとより防犯性能UPにつながります。

 

購入と補助金申請(窓リノベ&地方自治体)について

最後に補助金について。

私は先進的窓リノベ事業を活用しました。結果的には、内窓本体価格、工事費、消費税の合計金額のうち、7割程度を補助金でカバーすることができました。

国や各自治体が断熱リフォームについては多くの補助金を出していますので、興味がある人は活用を検討すると良いと思います。

 

私の場合は、窓リノベの申請はお願いした施工業者の方で対応して頂いているので、手続きに当たっては施工前後の窓の写真等、必要書類を提出するだけで手続きは全てやって頂きました。

必要な書類も特に難しいものも無く、業者から頼まれたものを渡すだけで、写真を撮るのが面倒ですがもらえる補助金の額を考えると、まったく問題になりません。

 

スケジュール的には、まず見積依頼、現地で窓サイズの採寸、工事発注。発注とともに、補助金の予約申請を業者にしてもらいます。これで、予算が確保されるので、実際に施工完了するまでに補助金予算が無くなってしまっても安心です。私が申請した当時は、どの内窓メーカーも品薄で、発注から数か月待ちという状況でした。こんな状況でも、補助金が出るか分からない、といった不安無く勧められました。

 

発注後、メーカーから納品されると施工へ。施工後は、施工日の、5日後には補助金の申請を頂いて、その10日後には交付決定の連絡を施工業者からもらっていますので、工事後の流れは非常にスムーズでした。時期によっては混雑して、ここまでスムーズにいかないこともあるかと思いますので、あくまでも一つの参考としてご紹介します。

 

2024年も補助金は出ることが決まったので、気になる方はぜひ検討してみてください。

 

まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

今住んでいる家が寒くて悩んでいる方、内窓は本当に効果があるので、本当におススメです!

通常だと戸建て1件内窓を施工すると100万円以上かかかってしまうこともあるみたいですが、今は破格の補助金制度があります。

家族の健康と、光熱費削減をコスト負担を抑えて達成できるチャンスなのでぜひ検討してみてくださいね。