【ローコスト建売】 寒さ対策でやったことまとめ エアコンなしで外気温+10℃

アーネストワン新築建売を購入して2度目の冬。始めの頃はマンションから引っ越したので、戸建てって寒いなくらいにしか思っていなかったけど、色々調べていくうちに、「いや、戸建てだからじゃない。ローコスト建売だから寒いんじゃないの!?」と気付き始めてしまった。元々、家にそこまで拘りは無かったので、断熱性能がそこまで重要だとは思わなかったんですよね。

とはいえ、寒い家で過ごしたくないので、色々と寒さ対策をしてきました。結果、エアコンなしでも外気温+10℃くらいの室温は維持できるくらいまで、断熱性能を上げられました。外気温5℃でも室温15℃がエアコンなしでもキープできるので、光熱費も下がります。

今回の記事では、やってきたことをまとめて紹介しようと思います。これからローコスト建売を買う方も、今住んでいる家の寒さ対策したい方も、ぜひ読んでみてください。

 

Page1/5 窓に内窓設置

有名な話ですが、家の熱の半分は窓から逃げているといわれています。これは、一般的な窓に使われているアルミサッシが非常に熱を伝えやすく、冬は外の冷たい温度をガンガン室内に伝えてしまうこと、ガラス自体もアルミほどではないにしても熱を伝えやすいことが多くの原因。建付けが悪いと、隙間風なんかもあるかもしれません。

今後は変わっていくかもしれませんが、2022年築のアーネストワンの我が家を含め、ローコスト建売住宅の場合、一般的にはまだまだアルミサッシのペアガラス、場合によってはシングルガラスもあるかもしれません。これでは、冬、室温が窓からどんどん逃げてしまいます。そこで、まず窓の対策に取り組みました。

 

やったことは、内窓の設置です!

内窓は今ある窓の内側にもう一つ窓を付けるようなイメージのもので、DIYなら1窓あたり数百円~、YKK APやLIXILなどのメーカー品を工事で取り付ける場合は1窓あたり数万円~、という金額感で出来ます。効果としてはかなり大きく、国が既存住宅の断熱向上を進め、住宅のエコ化を進めるために多額の補助金で導入を支援しているくらいです。

初めはDIYでポリカを使った窓を付けてみましたが、その効果がかなり大きかったので2年目の冬に向けて、LIXILの内窓インプラスを全ての主要な窓に取り付けました。

これだけで、暖房の効きが良くなり、室温も下がりにくくなります。昼間は内窓を開けておいて、出来るだけ日射で部屋を暖めて、夜は内窓を閉めて保温することで電気代も節約できます。

私はインプラス導入費用の大半は窓リノベの補助金で賄えたので、かなりお得に寒さ対策できました。2024年も引き続き補助金制度が使えるので、気になる方は検討してみると良いと思います!

内窓については、こちらの記事で詳細に説明しているので、ぜひ読んでみて下さい!

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Page2/5 床にタイルカーペット

次は床です。

うちはトイレ、洗面含め、全室フローリングです。夏はサラサラで気持ちが良いのですが、冬は冷たくて裸足で歩くと体温が下がるし寒いです。。。ある程度断熱に力を入れている家は、基礎断熱していたりするのでそこまでではないのでしょうが、少し前の建売住宅だと、床下は外気温と変わりません。

床と床下の間には断熱材が入ってはいるものの、それだけでは完全に冷えをガードできず、床から家が冷えていきます。

 

そこで、タイルカーペットを張ることで、床の温度によって部屋や体が冷やされにくい様に対策しました。タイルカーペットを張り付ける作業は結構面倒くさいですが、作業自体は単純だし、家の凹凸に合わせてカッターで楽に切れるのでDIYでも結構きれいに施工することが出来ます!

 

これだけでも、床の温度がマイルドになります。明らかに足に伝わってくる温度が違います!

 

タイルカーペットの良いところは他にも色々あります。

例えば、うっかり汚してしまったら、その場所だけ剥がして洗ったり、取り換えたりすることができます。うちは、子どもがタイルカーペットの上で、おしっこを漏らしたことがありますが、その部分だけ洗って対応できました!

また、飽きたら撤去することも簡単です。面倒ですが、夏だけ剥がしておくことも出来ますね。フローリングを守ることも出来ます。

何気に、タイルカーペットを敷いてから家の中で歩き回っても足の裏が痛くならなくなったのもメリットです。もともとカーペットのマンションに住んでいたせいか、引っ越してきた当時はフローリングで足が痛くなっていたんですが、それが無くなりました。

 

ただ、フローリングが好きな人には向かないですね。

 

Page3/5 玄関の2重ドア

我が家で最も寒い場所は、玄関です。ドアからは隙間風が入ってきます。

ローコストとはいえYKK APの電子キー搭載のドアなんで、それなりに新しいし、昔のドアみたいに性能低いやつじゃないハズなのに。。。建付けの問題なのか、スペックのせいなのか、なんにしても寒いもんは寒い。ここを対策することは重要です。

窓に内窓を付けることでかなり効果があったので、同じ考えで玄関ドアも2重にしてしまえ!ということで、玄関ドアから中に続く廊下のところにDIYで作ったドアを設置しました。

さすがに壁に穴を開けてガッツリ扉を作ってしまうと、取り外しが大変になるし、取り外したあとも目立ってしまうので今回はラブリコ&2×4材で柱をたてて、ポリカで作ったドアをそこに止める形で設置しました。

正直、見た目がイマイチなので将来的にはハニカムシェードに入れ替えするか、もうちょいちゃんとしたものに作り直すかしたいところ。まあ、今シーズンはこのままで、来年の冬までにどうするか考えたいところですね。

ちなみに、効果は2重ドアの向こう側と内側で、+2℃くらいの効果です。ドアの大きさを考えるとちょっと地味な効果ですが、体感的には結構違います。2重ドアを開けると、向こう側の空気が流れ込んできますが、結構冷たく感じます。

また、玄関は浴室の近くなので脱衣所の室温にも影響があるため、あると無いでは全然違います!

 

Page4/5 玄関のたたき封印

引き続き玄関です。

玄関の寒さの原因として、玄関ドアともう一つ、"たたき"からの冷気があります。

"たたき"は地面に近く、家の中でも一番冷えやすい場所なのではないでしょうか。冷たい"たたき"が周囲の空気を冷すことで室温が下がってしまいます。

調べてみると、色々な方が対策方法を紹介しているのですが、その多くは”たたき”の上にタイルカーペットを敷いたり、中空ポリカを敷いてそのうえにタイルカーペットを敷いたり、といった感じでタイルカーペットを施工するものです。

タイルカーペットには土足用もあるので、これも良い案だと思うのですが、小さい子どもがいると砂や泥で汚れた靴で帰ってくることが多いので、掃除の手間を考えると微妙な感じです。

 

そこで、家に余っていたクッションマットを”たたき”の上に敷いて、その上にクッションフロアを敷く形でアレンジしてみました。

これによって、裸足で降りても大丈夫なくらいに冷えを軽減できるようになりました!

 

なお、この対応をすることで”たたき”が汚れなくなるので、それもメリットです!

 

Page5/5 まとめ

今回は、我が家の寒さ対策についてご紹介しました!

なんだかんだ色々やっていますが、元々の住宅性能を考えると外気温+10℃までリカバリーできたので、大分マシになりました。

相変わらず寒いことは寒いですが、1月はエアコンなしでだいたい15℃くらいの室温だったので、電気代もかなり抑えられています。

参考になれば嬉しいです!