災害対策で太陽光発電をつける際の4つの注意点!

太陽光発電システムを自宅に取り入れる理由の一つに災害対策があると思います。太陽光発電システムのメリットとして色々なところで災害時に停電になったとき、自宅にいながら電気を使えるのは安心ですよね。ただ、災害対策として導入する前に気を付けた方が良いことがあるのでこちらの記事で4点ご紹介したいと思います!

 

ちなみに、私は自宅に太陽光発電システム(蓄電池なし)がありますが災害対策という観点はあまり重要視していません。

 

1.災害時に本当に自宅が安全なのか?

地震が起きて長期間停電が起きてしまったような場面で、自宅で発電していれば避難所で生活する必要が無いかもしれません。また、短期間の停電であっても、高齢者や小さな子供がいる家庭であれば

真夏や真冬にエアコンが使えない、状況を避けることが出来ますし仕事でパソコンを使わなければならない場面も切り抜けられるためメリットは大きいですよね。

 

ただ、大前提としてその時、自宅にいても安全である必要があります。もし地震で家が大きく損傷してしまい、倒壊の危険性があったら、たとえ電気が使えたとしても、そこにいるのは危険です。また、家周辺のエリアが水没していたら、やはり家にいるわけにはいきません。

 

つまり、太陽光発電システムさえ持っていれば安心ではなく、家自体が災害時に安全であることがベースとしてあったうえで、さらに太陽光発電システムがあれば電気が使えるよね、という話なんですよね。

 

なので、自宅が古い家で、何とか太陽光パネルを載せられるけど耐震性能としてはそこまで高くない、といったケース等は本当に太陽光発電システムを付けたほうが良いのか、冷静に考える必要はありますよね。

 

2.災害時に太陽光発電システムが損傷しないとは限らない

また、自宅が災害に強い家、災害リスクの低いエリアにあっても、太陽光発電システムが災害により損傷してしまい発電出来なくなったり、電気を使えなくなることもありますよね。そうなってしまえば、結局導入した意味がないです。

 

家の中に大切にしまってあるならまだしも、太陽光発電パネルは屋根の上で常に自然環境にさらされています。損傷リスクは無視することはできませんよね。

 

3.発電量は季節や天候にされる

季節や天候についても考えておく必要があります。

 

例えば、真冬の積雪時においては発電量は0になってしまいます。我が家でも昨年の冬、雪が積もった際は一切発電できませんでした。また、曇りや雨の日も発電量は大きく減るか0になります。

災害は晴天時にくるとは限りません。いざ使いたいときに悪天候だったら・・・。意味が無いですよね。

 

4.蓄電池もセットで導入しないと効果半減

当たり前ですが太陽光パネルは夜間は発電できないため、蓄電池がなければ停電時は昼の間しか電気が使えません。しかし、現状では蓄電池を導入するにもコスト負担が大きい状況。災害対策のみのために入れるのなら、慎重な判断が必要です。

 

太陽光発電システム導入以外の対策も検討

ここまで災害時に本当に太陽光発電システムが使えるのか、

という観点で書いてきました。

 

・家自体/立地の安全性

・災害による故障リスク

・天候リスク

・使える時間帯が限られる

 

これらを加味したうえで、それでも大丈夫だ!と思えれば災害対策として太陽光発電システムを導入するのも良いでしょう。逆に、ちょっと不安だな、と思った場合は災害対策を太陽光発電システム以外で出来ないのか、考えることも大切です。

 

たとえば、こちらのようなポータブル電源を買っておき、常に充電しておけば小型の家電やスマホ等の充電には十分です。

大き目の容量のポータブル電源を買っておけば、数日間は最低限の家電使用と充電には対応できるでしょう。また、オール電化で調理が出来なくなる心配があるなら、カセットコンロを買っておけば安心です。

 

お風呂やシャワーについては、ペットボトルを黒く塗ってベランダ等の日当たりの良い場所においておけば、真夏なら70℃くらいのお湯を作ることができますし、真冬であっても冷水シャワーは回避できます。

 

こんな感じで、自分の生活にとって必要なものを太陽光発電システム以外で対応できないか考えてみると、案外太陽光発電システムは無くても大丈夫という結論になるかもしれませんよ!

 

まとめ

今回の記事では災害対策という観点から、太陽光発電システム導入についての注意点をご紹介しました。

我が家は太陽光発電システムがありますが、自家消費&売電という基本的な機能を重視していて、災害対策については、そのとき使えればラッキー、太陽光発電システム以外の対策もセットで考えよう、

というスタンスです。

 

リスク対策については人それぞれの考え方があり、必要性も個別の事情があると思います。注意点を踏まえて、自分の家にとっての最適な形で災害対策をしておきたいですね!