庭は戸建ての醍醐味の一つですし、土地や予算に余裕があるならば庭付きの家を検討したいですよね。でも、はっきりとした目的がなく、漠然と庭が欲しいからといって庭を作ると後悔してしまうかもしれません。
今回の記事では、マンションから庭付き戸建てに引っ越して1年の私が、庭でやりたいことに対する必要な広さと注意点、庭を持つことのメリット・デメリット、をご紹介いたします。
庭でやりたいことと必要な広さ
我が家は24㎡、だいたい8坪の広さの庭があるのですが、平米や坪で表されるといまいち広さのイメージが付きにくいかもしれません。畳数でいうと、13畳くらいの広さになりますので個室2つ分くらいになるでしょうか。
このくらいの広さで何ができるでしょうか?今までに庭でやったことを踏まえて、必要だと感じる広さを書き出してみると、
・家庭菜園(必要な広さ:5㎡~)
どのくらいの規模でやりたいかによりますが、東京等の都市部のレンタル畑を調べてみると、3㎡~というところが多いようです。ただし、庭全てを畑にしたりプランターを置いてしまうと通れなくなってしまいますし、隣地に植物がはみ出してしまうとトラブルにもつながりますので、5㎡は確保したいところです。10㎡あれば、複数の種類の野菜を余裕を持って育てることが出来ると思いますよ。
家庭菜園をやる上での注意点として、隣地境界とあまりに近い場所に植物を植えると、隣地で除草剤をまいたりすると影響を受けて枯れてしまう恐れがあります。実際に植物を植える際は、こういったリスクがなさそうなのか確認してからにすると良いでしょう。
・ガーデニング(必要な広さ:5㎡~)
ガーデニングも5㎡くらいあると、色々と楽しむことができます。こちらも、隣地との境界にあまりに近いところで植物を育てると越境して枝が伸びたり、葉っぱが隣の敷地に落ちたりして迷惑になってしまうため、なるべくフェンスなどで対策をしたり、敷地の中心に近いところで楽しむ方が良いでしょう。
・バーベキュー(必要な広さ:10㎡~)
どのくらいの人数でやりたいかによりますが、大人2人、子ども2人の家族で、テーブルとイス、グリルを置いて・・・と考えると最低10㎡くらいは必要になってきます。ただ、狭いスペースだとなかなか楽しめないので、できれば12㎡は欲しいところです。
バーベキューは煙と臭いが出るので、周辺の家に迷惑になりがちです。特に、洗濯物や布団を干している時にやられたら、相手からすると最悪ですよね。また、声や音楽が迷惑になることもありますので、広さ以外にも周辺住人との関係性なども考慮してから実施することをおススメします。
・雪遊び(必要な広さ:10㎡~)
雪が降ったときに、庭に積もった雪で雪合戦や雪だるま作り、そり遊びをして楽しみました。雪だるまであれば10㎡もあれば、十分楽しめます。もう少し広ければ、積もった雪を集めてソリ遊びをするのも良いですね。
・プール遊び(必要な広さ:15㎡~)
比較的大き目のプールを置いても十分余裕をもって遊ぶことができます。プールの他にもテーブルとイス、パラソルを置いてもまだスペースには十分余裕があるくらいなので、庭で子どもとプール遊びがしたい!という方は、このくらいの広さがあれば十分に楽しめると思います。
約半分の10㎡くらいでもプール遊びは出来なくはないと思いますが、ちょっと手狭ですし水しぶきを上げたりすると、周辺の家に飛んでしまって迷惑をかけることにもつながりかねません。
この場合は、敷地境界に水しぶきを防げるようなフェンスを設置するなど、何か工夫が必要です。
庭のメリット・デメリット
メリット
まず庭のメリットですが、前述のような庭があるからこその趣味や楽しみ方ができるということが、最大のメリットになります。
その他にも、犬を飼っていれば庭で遊ばせることができる、庭に木や植物を植えて窓から自然のある景色を楽しむ、ちょっとした運動をする、物置を置いてアウトドア用品や大きなものを収納しておく等、様々な使い方が可能になります。
私の場合、たまに庭に出て植物の世話をしたり、子どもと遊んでいると、庭があって良かったなーと感じます。また、リビングで食事をしていても、ふと目に入る風景に緑があると心が安らぐので、生活の中に癒しを与えてくれています!
デメリット
デメリットとしては、何と言っても手間がかかります。周辺の家などから落ち葉が飛んできたり、雑草が生えたり、虫が発生したり、庭があるがゆえに発生する手間が結構多いんです。
特に、落ち葉や雑草は対応しないとどんどん荒れていくので、こまめに対応する必要があるので地味に手間がかかります。
うちは人工芝を庭のほぼ全面に敷いているので、雑草は気にならないのですが、落ち葉やゴミが飛んできて庭に落ちていたりするのでこまめにゴミ拾いをしています。
また、ダンゴムシ、ハサミムシ、アリといった虫たちが発生するので、見かけると不快です。(現状では殺虫剤をまいたり、独餌を置いたりといった対応はしていません)
これは庭が広いほど大変になっていくので、自分の用途を考えて、不必要に広い庭を作らないようにすることをおススメします。建ぺい率との兼ね合いで土地が余るようなら、駐車スペースとしてコンクリートで固めてしまうとか、なるべく手間がかからない状態にしておくと良いでしょう。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます!
庭の広さは狭すぎても使いにくくなってしまうし、広すぎても管理が大変でデメリットが大きくなってしまいます。一度決めてしまうと、あとあと修正が効かないので使い方をイメージしたうえで慎重に広さや形を決めたいですね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです!