冬の寒さが厳しい季節、ローコスト建売住宅の我が家は高気密高断熱の高級住宅とは違い、寒さが厳しい!そんな中、住宅の性能向上に対して補助金が出る流れがきていることをきっかけに、主要な窓全てに内窓を設置しました。内窓は、断熱性能向上、結露抑止、防音、防犯の効果がアピールされている商品ですが、今回の記事ではその中でも、結露抑止について我が家では内窓設置前後でどの程度効果があったのか、紹介したいと思います。
内窓の結露抑止効果
まず、一般的に内窓は結露防止に効果があるとしてLIXILのウェブサイトで紹介されています。
では実際に設置してみてどうだったかというと、、、我が家の場合は残念ながら、完全に結露を防ぐことは出来ませんでした。
どのくらい効果があるのか、写真を見比べてみましょう。
我が家には南向きでほぼ同じ間取りの部屋が二つあるので、その一部屋を内窓を開けた状態、もう片方の部屋は内窓を閉めた状態で一晩おいた翌朝の状態です。
ちなみに、内窓なしの部屋は私一人、内窓ありの部屋は妻と子供の寝室なので、内窓ありの方が結露しやすい条件です。
まず、向かって左側のコーナー部分。
内窓インプラスのあり、なしに関わらず外窓の枠部分については結露しています。。。
しかし、内窓インプラスなしだと赤枠の上下方向のサッシ部分が結露していますが、インプラスありだと結露がありません。
続いてロック周辺です。
インプラスなしだと、下レール部分が結露していますが、インプラスありだと結露がありません。
レールの上を見てみると、インプラスなしだと結露した水が溜まってしまっていますが、インプラスありだと水は溜まっていません。
このように、完全に結露は防げていないけど、確かに軽減効果はあることが分かりますね。
この効果に満足か、不満かは個人の感じ方によるところがあると思いますが、私としてはもう少し結露が軽減されると良かったな、と思っています。
とはいえ、インプラスなしだと、朝サッシにたまった水を雑巾で拭かないといけないレベルだったのですが、インプラスありなら拭かなくても昼には乾いてしまうので、まあ良いかな。。
そもそもの話、はじめから窓をアルミサッシではなく、樹脂サッシにしてくれていれば、こんな苦労はしていないんですけどね。。
これがローコスト建売住宅のデメリットの一つですよね。
ちなみに、今回結露しているのは、全て外窓で、内窓についてはサッシ、窓ガラスともに全く結露はありません!
また、内窓は全て引き違い窓で、FIX窓ならもっと性能は高いと思われます。
まとめ
今回は内窓インプラスの結露防止効果について、我が家の事例をご紹介しました。
確かに結露防止効果はありますが、家の場合は完全に結露を防ぐことは出来ませんでした。
結露がどこまで防げるかは、元々の窓の性能も大きく影響してきそうではありますが、そもそも内窓設置を検討している方は、基本的に窓の性能がイマイチな方が多いと思いますので、我が家の例は比較的参考になるのでは。
結露は完全に防げませんが、断熱性能や、防音性能等、総合的に底上げしてくれるので、内窓は個人的にはおススメできます。