災害対策&電気代節約にAnker535を購入!太陽光発電との併用も!

以前から災害対策、太陽光発電で使い切れていない電気の活用方法としてポータブル電源を検討していましたが、ついに買ってしまいました!選んだのは、Anker 535! 容量512Whのリン酸鉄リチウムイオン電池ポータブル電源です。

今回の記事では、このAnker 535について使ってみた感想、太陽光発電との併用効果についてご紹介します。Anker 535が気になっている方、ポータブル電源と太陽光発電との併用を考えている方の参考になれば幸いです。

 

Anker 535を購入した理由

今回ポータブル電源を購入した目的は、災害や停電時の電源確保、太陽光発電との併用のためです。

災害対策は、現状ではスマホ充電用に購入した5000mAh(37Wh)しか持っていないため、スマホ1~2回充電で無くなってしまう状況。これでは、さすがに心もとないので、容量のある程度大きいポータブル電源が欲しいなと思っていました。

また、我が家は太陽光パネルを屋根に乗せているのですが、蓄電池はありません。そのため、家で使い切れない電気は全て売電しているのですが、最近の電気料金の値上げの影響で、買電:1kWhあたり30円以上、売電:1kWhあたり17円、という状況のため、出来る限り発電した電気は自家消費する方が良いということになります。しかし、家庭用蓄電池はまだまだ高額、導入に200~300万円はかかってしまいます。正直、この金額を投資しても回収できるかかなり微妙なところなので、蓄電池は卒FIT後に改めて考える方向でいます。そこで、ポタ電の活用を考えていました。

 

このようなニーズだったので、まずは品質が高く、耐久性が高いもの(災害など、いざという時にしっかり動くもの)で、電気代節約に貢献してくれるくらいの容量が必要でした。また、電気代節約は、日が暮れてから使う家電を賄えると理想的なのですが、容量や出力が大きいものは結構高い。。。平気で10万、20万してしまいます。そこで、自室で使う、PCとモニター、スマホ充電や電気毛布の消費を賄えるくらいの容量で探すことにしました。

 

さて、いざ買うぞ!となったは良いものの、私はポタ電なんて今まで買ったこともないド素人。何を買えば良いのか、さっぱり分かりません。とりあえず、ネットで色々調べると、安すぎるものは品質が悪かったり、売っている会社が信用できない、詐欺の可能性もある、ということで、まずは有名どころから選ぶのが良さそうでした。

 

Jackery、Ecoflow、Ankerなどが有名かつ実績もあるようだったので、ちょうど楽天でセールをしていたAnkerを選ぶことにしました。セール以外にも、Ankerは耐久性に優れていて、ちょっとの高さから落としても壊れない、パススルー充電に対応している、寿命が長い、保証期間が長い、等の特徴が気に入りました。

パススルー機能があるおかげで、常にコンセントに刺した状態でもバッテリーが劣化しないし、PCとコンセントの間に入れることで簡易UPSとしても使うことが出来ます。急な停電時にPCが落ちることを防げるのは安心ですよね。

 

ということで、もう1年以上ずっと欲しかったポータブル電源をついに購入することが出来ました!

(購入翌日、Amazonのタイムセールで、なんとEcoflowの720Whのポータブル電源が46%OFFで売られているのを見つけてしまいました。。。こっちを先に見つけていたら、ほぼ同じくらいの値段で大容量を安く買えていたのでショックです)

 

Anker 535を使ってみた感想

いざという時、どのくらいのことが出来るのか、試してみました。

出力的には500W (瞬間最大750W) の商品なので、電子レンジやドライヤーは動かすことはできません。一方で、自室で使っている、デスクトップパソコン、モニター3枚を繋いで、スマホの充電をしてみても全く問題無く使えました。これで数時間使っても容量的には全然余裕、75%以上は残っていました。そのあと、電気毛布を弱運転で一晩使って、55%くらい残っていたので、昼間に太陽光で充電できる環境なら、非常時に結構余裕をもって使える容量かな、と思います。

約500Whはなかなか安心して使える容量ですね。

 

Anker 535と太陽光発電との併用

目的の一つだった太陽光発電との併用ですが、しっかり使えます。

公式情報によれば0から80%までの充電に2時間30分かかるそうで、フル充電でも日中に十分完了できる速さで充電できます。私はまだ、0%まで使い切ってからフル充電をしたことがないので、トータルでどのくらい時間がかかるか分かりませんが、76%くらいからフルまでは2時間くらい放置していたらいつの間にか終わっていました。

なので、太陽光で発電している時間内に十分フル充電することができますので、それを夜間に使えば、夜の買電量を減らすことが可能になります。

 

ただ、節約効果がどのくらいあるか計算してみると、手間を考えるとちょっと残念な金額です。

我が家では売電が1kWhあたり17円、買電が1kWhあたり30円以上で使うほど高くなるプランで電気を契約しています。ここで、ポタ電に貯めた電気を夜使うということは、売電と買電の差分が節約効果ということになりますので、1kWhあたり13円程度の節約効果があるということ。ある程度使うと買電が1kWhあたり36円になるので1kWhあたり19円の節約です。

ポタ電の容量が500Whなんで、1回あたり6~10円くらいの効果しかありません。

 

Anker 535の寿命(容量が新品の80%を下回るまでに充電放電ができる回数)は3000回ということなので、最大30000円の節約効果。今回、5万円弱くらいの値段で購入したので、元を取るのはかなり厳しいことが分かります。寿命といっても、容量が徐々に減っていくだけで、いきなり使えなくなるわけではないので、使い続ければいつかは投資回収できるかもしれませんが。。。

ちなみに、卒FITした後は売電価格が8円とか、かなり安くなってしまうので、その頃には今より元が取りやすくなっていますが、結局大きな節約にはならないレベル。

 

やはり、ポータブル電源は元を取るために使うのではなく、万が一への備えだったり、アウトドアなど趣味で使うものですね。

我が家では、停電時などの備え、UPSとしての活用をメインに、多少の節約に貢献してもらうために使って行こうと思います!

 

ちなみに、購入する場合はAnker公式サイト、楽天市場、Amazon等のAnker正規店舗で購入することをおススメします。

購入後、Ankerの公式サイトで会員登録することで、無料で保障期間が延長されますので!